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合計特殊出生率
合計特殊出生率
国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集から合計特殊出生率の年次推移。

合計特殊出生率とは一人の女性が一生で何人の子どもを産むかを表した数値。実際にはその年のデータから計算するので毎年変動している。

一番古い1925年の合計特殊出生率は5.1人で、当時の女性は一生に5.1人の子どもを産んだ計算になる。その後、戦中まで4人台を維持していたが、1950年代以降急減し、1960年には2人となった。丙午の66年に一時的に下がるが、それ以降も右肩下がりとなり、近年は1.5人を下回る状態が続いている。近年に限れば2005年の1.26人を境に上昇基調となっている。

次に、子どもの出生順位別の合計特殊出生率を見てみよう。

(合計特殊出生率 | 年次統計)
(第1子 | 年次統計)
(第2子 | 年次統計)
(第3子 | 年次統計)
(第4子以降 | 年次統計)


これを見ると第1子の出生率は0.7〜0.8前後で横ばいとなっており、一生のうちに第1子を産む数はあまり変わっていない。つまり、1950年代から現代まで、子どもを産む女性の割合は変わらないということになる。第2子を見ても0.5〜0.8ぐらいで大きくは下がっていない。

一方、第3子は1950年代には0.6だったのが、近年は0.15前後と1/4に低下。第4子以降に至っては1.2から0.04まで大きく減少している。

このことから、合計特殊出生率が低下したのは、子どもを産まない女性が増えたからではなく、第3子以降を産まなくなったからと言えそうだ。

他要素との相関を見ると、乳児死亡率とは正の相関となっており、乳幼児死亡率が下がると合計特殊出生率も下がっている。

(合計特殊出生率 | 年次統計)


乳児が死ななくなったので、第3子以降を産まなくなったとも言えそうだ。
合計特殊出生率
20121.41人
20111.39人
20101.39人
20091.37人
20081.37人
20071.34人
20061.32人
20051.26人
20041.29人
20031.29人
20021.32人
20011.33人
20001.36人
19991.34人
19981.38人
19971.39人
19961.43人
19951.42人
19941.50人
19931.46人
19921.50人
19911.53人
19901.54人
19891.57人
19881.66人
19871.69人
19861.72人
19851.76人
19841.81人
19831.80人
19821.77人
19811.74人
19801.75人
19791.77人
19781.79人
19771.80人
19761.85人
19751.91人
19742.05人
合計特殊出生率
19732.14人
19722.14人
19712.16人
19702.13人
19692.13人
19682.13人
19672.23人
19661.58人
19652.14人
19642.05人
19632.00人
19621.98人
19611.96人
19602.00人
19592.04人
19582.11人
19572.04人
19562.22人
19552.37人
19542.48人
19532.69人
19522.98人
19513.26人
19503.65人
19494.32人
19484.40人
19474.54人
19464.48人
19454.42人
19444.36人
19434.29人
19424.23人
19414.17人
19404.11人
19394.17人
19384.23人
19374.29人
19364.35人
19354.41人
19344.46人
合計特殊出生率
19334.52人
19324.58人
19314.64人
19304.70人
19294.78人
19284.86人
19274.94人
19265.02人
19255.10人
    :推計値 
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