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妊産婦死亡率
妊産婦死亡率
国立社会保障・人口問題研究所から妊産婦死亡率の年次推移。ここでの死亡率とは出産(死産含む)10万件あたりの死亡者数のことを意味している。

最も古い1899年の死亡率は409.8で、出産10万件あたり409.8人の妊婦が死亡していたことになる。100件あたりにすると0.4人。ちなみに2012年の出産数は1037231件であり、1899年の死亡率を当てはめると4251人の妊婦が死亡している計算になる。

1899年は産婆の制度が整備され、民間の取り上げばあさん中心だった出産に医学が持ち込まれる契機となった年だ。それ以降、医療や衛生の進歩とともに死亡率は右肩下がりとなっている。

日本助産師会
明治32(1899)年には産婆規則と産婆試験規則、ならびに産婆名簿登録規則が公布された。これらの法律により、産婆の資格、試験、産婆名簿の登録、業務範囲などが規定され、ここにはじめて、全国レベルでの産婆の資質水準の統一が図られたのです。


1960年代以降は病院での出産が増え、さらに妊産婦死亡率が低下、現代では出産10万件あたり4人前後と1899年の1/100まで低下している。

グラフをよく見ると、死亡率が横ばいの時期と下がる時期がある。戦前では1905年から1910年にかけて、1920年から1925年にかけて、1940年〜1944年にかけて大きく減っており、衛生や医療の何らかの進歩があったと思われる。
妊産婦死亡率
20124.0
20113.8
20104.1
20094.8
20083.5
20073.1
20064.8
20055.7
20044.3
20036.0
20027.1
20016.3
20006.3
19995.9
19986.9
19976.3
19965.8
19956.9
19945.9
19937.4
19928.8
19918.6
19908.2
198910.4
19889.2
198711.5
198612.9
198515.1
198414.6
198314.8
198217.5
198118.3
198019.5
197921.8
197821.0
197721.9
197624.5
197527.3
197432.7
妊産婦死亡率
197336.3
197238.2
197142.5
197048.7
196953.9
196863.3
196765.5
196683.9
196580.4
196490.1
196392.7
1962100.9
1961108.2
1960117.5
1959131.7
1958139.2
1957153.6
1956153.9
1955161.7
1954166.7
1953163.6
1952154.7
1951156.7
1950161.2
1949159.2
1948157.0
1947160.1
1946168.5
1945176.9
1944185.2
1943193.6
1942196.9
1941207.0
1940228.6
1939240.9
1938240.5
1937237.5
1936243.3
1935247.1
1934264.7
妊産婦死亡率
1933257.8
1932240.2
1931255.4
1930257.9
1929267.4
1928265.8
1927264.7
1926256.7
1925285.4
1924295.3
1923316.8
1922312.4
1921337.3
1920329.9
1919309.2
1918352.1
1917326.1
1916325.8
1915332.5
1914328.4
1913309.7
1912306.1
1911325.4
1910333.0
1909344.9
1908388.4
1907379.4
1906403.9
1905387.8
1904361.7
1903369.3
1902392.9
1901402.6
1900397.8
1899409.8
    :推計値 
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